外でも快適に「花粉症に悩む人」の正しい治療戦略 重症化予防だけじゃなく、今は「根治」も可能に
花粉の季節がやってきた。花粉症の人にとっては、鼻水や鼻づまりがつらい時期の始まりだ。
だが、治療法はこの10年で進歩し、飛散ピーク時の重症化を防ぐばかりでなく、根治を目指すことも可能になってきた。国際医療福祉大学成田病院(千葉県成田市)耳鼻咽喉科部長で、医学部教授の岡野光博さんに最新の対策を聞いた。
先手必勝の「初期療法」
民間気象予報会社ウェザーニューズの2月2日の発表によると、花粉の飛散開始時期は西日本では2月中旬以降、関東や静岡では来週の可能性がある。また1月15日の発表では、飛散量は西日本や東日本で平年を上回り、特に西日本では過去10年で最多か、それを上回るレベルになりそうだという。
岡野さんをはじめ鼻アレルギー専門医は、「花粉が飛び始めた頃、または症状が少しでも表れたときに医療機関を受診し、速やかに治療を始めてほしい」と訴えている。
これは「初期療法」と呼ばれるコンセプトで、飛散ピーク時の症状を抑えられるという。
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