生理痛など、20代から婦人科系の病気に悩まされてきたという女性(45歳)。「家族がいたからこそ乗り切れた」と話すが、その道のりにはいろいろなトラブルがあったよう。
夫や子どもたちを驚愕させるほどだったという、その病気とは――。
市販の痛み止めが手放せない
女性の名前を浜田かおりさん(仮名)としよう。かおりさんは中学生と小学生の子どもを持つ母親。婦人科クリニックで「子宮内膜症」との診断を受けたのは、20代のときだった。
「10代のころから生理痛がひどくて……。市販の痛み止めが手放せなかったことに不安を感じて、受診をしたのがきっかけです」(かおりさん)
子宮内膜症とは、簡単にいうと「子宮の内側を覆っている子宮内膜の組織が、子宮以外の卵巣や腹膜といったところで増えていく病気」だ。20~30代の女性に多く見られる一般的な病気で、子宮内膜症があると、生理痛が重くなりやすい。
かおりさんはかかりつけの産婦人科医からの勧めもあって、低用量ピルによる治療を始めた。
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