フリー編集者の男性(30代)は、ある日、手の指がしびれ、曲がらなくなった。
「このままでは、仕事に支障が出てしまう(やばい……)」と、慌ててクリニックを受診したものの、正しい診断にはいたらなかった。だが、その後に判明した“意外な病気”とは――。
男性の名前を杉山孝明さん(仮名)としよう。それは2023年4月のことだった。
雑誌やウェブサイトの編集をしている杉山さんは、その日、自宅兼オフィスで、朝からパソコンに向かって作業をしていた。ところがいつもと違い、キーボードを打つたびに違和感があった。
右手の小指と薬指に問題アリ
「滑らかにキーボードを打てないのです」(杉山さん)
どこがおかしいのか、手指を動かしてみると、右手の小指と薬指に問題があるとわかった。ごく軽いびりびり感としびれがあり、動かしにくくなっていたのだ。
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