NGではない、ゲームやスマホとの新しい関係性 自然と子どもの身体を繋げるゲームの可能性とは

✎ 1〜 ✎ 15 ✎ 16 ✎ 17 ✎ 最新
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
春山 慶、窪田 良
「外遊びの大切さはわかるが、子ども自身が外に出たがらない」という声が多いというが……(撮影:梅谷秀司)
この記事の画像を見る(4枚)
今年7月、文部科学省が「日本の小中学生の50.3%が近視」と発表したのに続き、9月には全米科学・工学・医学アカデミー(NASEM)でも「世界的な近視人口の増加を食い止める必要性がある」と発表した。
全米科学アカデミーの発表に先駆けて「近視を病気として分類し、子どもが屋外にいる時間を増やすことで近視を抑制する必要がある」と発信しているのが眼科医の窪田良氏だ。
近視は病気です』(東洋経済新報社)の著者でもある窪田氏と、国内シェアNo.1の登山GPSアプリの提供をはじめとする登山やアウトドア事業を展開する株式会社ヤマップ代表取締役社長の春山慶彦氏が、「子どもの近視」と自然体験で培われる身体づくりをテーマに6回シリーズで対談する。
第5回の今回は、子育て中の親からよく相談される「子どもとゲーム・スマホとの付き合い方」について。2人がそれぞれの立場や経験からその悩みについて語り合う。

ゲームの世界から抜け出せたきっかけ

近視は病気です
『近視は病気です』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

窪田:台湾では国の施策として、子どもが小学校で過ごす時間の中で、1日2時間屋外で過ごすようカリキュラムに変更し、その結果、子どもの近視有病率を減少させることに成功。子どもの近視は環境によって発症することは、今や世界の常識となりつつあります。

全米科学アカデミーも、屋外活動によって太陽光を1日1~2時間浴びることで子どもの近視を抑制できると発表しました。

次ページ外遊びは「面倒くさい」?
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事