東大生100人に聞いた!1日何時間勉強したのか 調査で見えた合格者の「時間の使い方」の共通点
2 自習の時間を重視している
次に、このデータは「学校や塾の時間を抜いた時間」であるということにも注目できます。学校や塾に頼り切るのではなく、自習の時間だけで、週43時間確保して東大に合格しているわけです。
これは、すごく努力をしているということでもありますが、逆にいえば、週43時間の勉強時間が確保できるように、塾の時間をコントロールしているという見方もできます。
週40時間以上ないと、授業や塾で習ったことを咀嚼することができないと考えている人も多いのかもしれません。
塾や予備校の講習をガンガンに詰めてしまうと、その復習のまとめノートを作ったり、演習問題を解いたりする時間が確保できず、勉強した内容が定着せずに忘れてしまう危険性があります。ガンガンに詰めすぎるのも良くないわけですね。
東大に合格するためには、もちろん学校の授業や塾の勉強は大事なわけですが、それだけではなく自習の時間も重要視したほうがいいと考えられます。
3 睡眠の時間を7時間以上確保している
そして、睡眠時間の平均が7時間以上なことにも注目したいと思います。この数字に対して、意外と多いと感じる人もいらっしゃるのではないでしょうか?
昔は「4時間睡眠だと合格だが、5時間睡眠だと不合格になるぞ」という意味で「四当五落」という言葉があったそうですが、そんな言葉は最近ではめっきり聞かなくなっています。
寝不足になりながらも必死でまぶたをこすりながら勉強するような受験生ではなく、むしろしっかりと睡眠を取っている受験生が、東大に合格しているわけですね。
昼寝の時間も重要
実はもう1つ、この睡眠について面白いことがわかりました。東大合格者は、夜に睡眠を取るだけでなく、昼に昼寝の時間を作っている人が多いということがわかったのです。
15分程度昼寝をして、頭をリフレッシュさせてから午後の勉強に打ち込んでいる場合が多いようです。ぜひ参考にしてみてください。
さて、このデータをご覧いただいたうえで、もし「自分も東大に合格したい」と考える学生の方や、そうさせたいという思いを抱える親御さんがいらっしゃったら、おすすめなのが「形から入る」ということです。
週43時間、ストップウォッチで測って勉強をしてみましょう。先ほどもお話しした通り、隙間時間も含めて大丈夫です。眠くなってきたら一度仮眠をとったりして再開することで、目標の時間を超えられるように努力してみましょう。
もちろんそれだけで東大に合格できるわけではないですが、何事も形から入るのは重要です。43時間勉強できる勉強体力を付けて、そこからその中身を充実させていけばいいのです。ぜひ、試してみてください。
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