80歳を超えても元気に働く"旅好き"医師の暮らし 朝時間の充実や夜間頻尿改善などで健やかに

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天野恵子さん
81歳、現役の医師として診療にあたる天野恵子さん(出所:『81歳、現役女医の転ばぬ先の知恵』)
内科医として58年、今も診療にあたる現役医師の天野恵子さんは、今や当たり前になった女性専用の診療科目「女性外来」の普及に貢献したパイオニア。自身も不調や老いと向き合う日々の中で、どのように体と心を整えているのでしょうか。天野さんの著書『81歳、現役女医の転ばぬ先の知恵』から一部を抜粋し、健やかに過ごすヒントを探ります。
【前の記事】81歳現役医師"元気の秘訣"は運動とスープにあり

高齢期は朝時間を充実させて活動的に

ふだんの生活は早寝早起きが基本です。起床は4時半。年齢とともに必要な睡眠時間が自然とへってきて、朝早くから活動するように生活がシフトしてきました。

朝の時間を充実させることでリフレッシュでき、気持ちよく1日をスタートさせられます。

朝、起きたらまず、カーテンを開けて太陽の陽ざしをたっぷり浴びます。白湯を飲み、ぬるめのお風呂につかって15分。季節を問わず、体をじっくり温めてその日の活動に備えます。

そのあと、2匹の猫たちをリードにつなげ、朝の散歩へ出かけます。朝食の前に軽く体を動かすことで、空腹状態になり、朝食をおいしく味わうことができるので、朝の散歩は長年の習慣になっています。

私たちの睡眠は光と密接に関わっており、朝、太陽の光を浴びてから約14〜16時間後に体内で「メラトニン」という睡眠を促すホルモンが分泌され、夜ぐっすり眠れるようになっています。

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