部屋で死亡も「低体温症」からわが身を守る室温は 明け方の温度に要注意、寝るときの靴下はNG?

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冷えや「低体温症」から身を守る方法を、薬剤師が解説します(写真:プラナ/PIXTA)

中医学に「冬病夏治(とうびょうかち)」という言葉があります。

これは「冬の病気は夏から対策、治療する」という治療原則を表す言葉です。また、「現在の生活の結果は、次の季節以降に現れる」ということも意味します。つまり、今起こっている冷えの原因は、夏に作られると考えるのです。

冷えの原因は夏の不養生?

暑かった昨年の夏は、冷たい飲食物を摂取しすぎて胃腸を酷使し、また冷房で体を冷やす期間が長かったので、冷えを体に溜め込んでしまっているのです。

とはいえ、昨年の夏の生活は今となってはどうしようもないので、今から挽回するための対策をお伝えしましょう。

「黄帝内経素問(こうていだいけいそもん)」の「四気調神大論篇(しきちょうしんたいろんへん)」には、四季の過ごし方が具体的に書かれています。ここで述べられている養生の原則は、現代の生活にも十分活用できるものばかりです。

では、寒い季節にはどんな対策が有効なのか、見ていきましょう。

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