残暑の体調不良は「歯茎」の色変化でわかる ピンク色のはずが、赤くなったら要注意

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もし体調が優れなかったら、歯茎チェックを。赤かったら要注意(Taka / PIXTA)

赤い歯茎は危険信号!それは体調不良の証拠

今年の残暑は幸いさほどではないが、やっぱり猛暑を乗り切った体はグッタリだ。単に暑さで身体がダメージを受けたというだけではなく、「のど越しのよい食事を続けた」など、食生活が乱れていても不調に結びつく。気合で無理に乗り切ると、単なる不調から病気につながることも。そんな体調を知るひとつの方法として「歯茎の変化」があるそうだ。

東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科臨床客員教授、「塚原デンタルクリニック」(東京都千代田区)の塚原宏泰院長が説明する。

「口の中には300種類以上も常在菌がバランスを保ち、体調とも密接に関係しています。体調が悪くなったり、食事内容が悪くビタミンやミネラルが足りない、あるいは偏る、さらには免疫力が低下しても、口の中の常在菌のバランスは崩れるのです。きちんとしたハミガキ習慣がある人でも、体調の変化は歯茎に現われます。赤くなったら危険信号と考えましょう」

正常な歯茎はピンク色をしている。喫煙によって血行が悪いと紫っぽくなりがちだが、通常は淡いピンク色。それが赤くなったときには、体調が崩れたサインというわけだ。

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