AppleWatch、知られざる「健康機能」の凄み アップル本社の部門責任者に直撃!
AppleWatchはウエアラブルデバイス、あるいはスマートウォッチの本命として、アップルが満を持して投入した新しいデバイスだ。価格はスポーツモデルで4万円台からと、ほかのウエアラブルデバイスと比較しても高い部類に入り、また肌感覚でもユーザーが増えていないように感じているかもしれない。
しかし、滑り出しは好調のようだ。調査会社IDCによると、2015年第2四半期、AppleWatchは360万台を販売し、ウエアラブルデバイス市場ではトップのFitBitに次いで2位につけたという。
米国のWristlyによると、AppleWatch所有者の97%がAppleWatchに「満足している」と答えた。毎日装着しているユーザーは86.1%に上り、ユーザーの78%以上の人々が「健康を意識するようになった」と生活の変化を実感しているという。
AppleWatchのキラー機能とされるエクササイズ機能について、アップルでフィットネス・ヘルステクノロジー部門のディレクターを務めるジェイ・ブラニック氏に、アップルの本社で実際のウォーキングをしながら話を聞いた。
アップルはヘルスケア分野で本気を出している
ブラニック氏はカリスマトレーナーとして知られ、ベストセラー書籍をリリースしたり、18年にわたってナイキの契約トレーナー、コンサルタントを務め、ランニングアプリケーションなどのデジタルプロダクトの開発に携わった経歴を持っている人物だ。
AppleWatchにも、同氏の知見が生かされているが、その取り組み方は、ヘルスケア分野における「アップルの本気度」と「長期的な戦略としての位置づけ」をうかがわせるものだった。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら