嫌で面倒な仕事を"サクサク"終わらせる「仕事術」 3秒ルールでネガティブ→ポジティブに変える

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②対義語でなくてもOK

3秒以内でポジティブワードを発する、といっても、3秒もあっという間ですし、意外と咄嗟には出しづらいものです。そこで、特に口ぐせになっているネガティブワードに対しては、それに合わせたポジティブワードをあらかじめ用意しておくことがオススメです。

なお、用意するポジティブワードは、必ずしもネガティブワードの対義語である必要はありません。例えば、「よし!(やるぞ)」「さあ!(サクッと片付けるぞ)」などの掛け声でも、ポジティブな気分になれるのであればOKです。

「じつに面白い」でプラス思考に

2000年代後半のフジテレビ系推理ドラマ『ガリレオ』で、福山雅治さん演じる主人公・湯川学が難題に挑む際、「じつに面白い」という決めゼリフを使っていました。

小説の原作者がトヨタグループ出身者という親近感もあり、当時よく面白がって同僚とこのセリフを真似ていました。あらためて考えると「じつに面白い」という言葉は、ネガティブからポジティブへと感情スイッチをスムーズに切り替えることができる言葉ですね。

『トヨタで学んだハイブリッド仕事術』(青春出版社)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

いずれにしても、みなさんの気持ちがゼロよりプラスになる言葉、かつ、どこでも遠慮なくすぐにつぶやける言葉がオススメです。

もしネガティブワードを言ってしまったら、必ずこの言葉を唱える、という「魔法の言葉」をつくっておき、ネガティブ感情を3秒以内にポジティブ感情に塗り替える習慣をつくりましょう。

世の中には成功者の名言集などが数多く出回っていますが、やはり口ぐせは大切です。いつもネガティブなことばかり言っているのか、ポジティブな発言が多いのか、ほんの些細な違いが自分の思考や行動、体調をも変えているのです。

ぜひポジティブな口ぐせやルーティンで、仕事の着手もどんどん早めていきましょう。

森 琢也 株式会社クック・ビジネスラボ代表取締役、中小企業診断士

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もり たくや / Takuya Mori

1984年生まれ。2007年より約10年間、トヨタ系大手自動車部品メーカーにて経営企画や事業企画に従事。2010年中小企業診断士試験に合格。翌年から複業にて、大手資格予備校中小企業診断士講座 講師をスタート。2020年に独立後は、経営コンサル事業にて、中小企業向け事業計画作成・実行支援を行い、補助金獲得総額5億円超、採択率90%以上を達成。また、研修事業では、大企業からの直接受注を中心に累計100社以上、参加者数6000人以上に研修を実施。複数の仕事(事業)を同時に取り組んできた経験も踏まえ、組織や個人の仕事の生産性向上を支援している。
https://lspcoaching.com

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