「東出昌大の再婚」叩きまくる人への強烈な違和感 "失敗した人"はいつまで叩かれ続けるのか
背景や奥の深さを楽しみながら学ぼうとする姿勢を持ち、だからこそ業界内では「インタビュアーの話をしっかり聴いたうえで、相手がわかるようにかみ砕いた言葉で話せる」という評判があったのです。
ただ、意地悪な記者の中には「ものを語れる深さもあって、相手と向き合えるいい人なんて、できすぎではないか」という疑いの目を向ける人もいたように、外見と経歴以外でも叩かれやすいところがあるのかもしれません。
以前よりメディア出演こそ減ったものの、YouTube動画などで語るシーンが見られるようになったためか、この「できすぎ」という指摘はいまだに残っています。山中での狩猟生活や地元住民とのやり取りも「どこか嘘くさい」。
さらに、山中にこもる一方で俳優という表に出る活動を続けていることを矛盾とみなして攻撃する人もいます。この「できすぎ」「嘘くさい」という見方は、東出さん本人の人柄がベースになっているため、「時間をかけて生き様を見せ続けることでしか変えられない」のではないでしょうか。
俳優・東出昌大の演技は下手なのか
そしてもう1つふれておきたいのが、俳優業についての評価。これまで東出さんの演技を「セリフを棒読み」「表情の変化がない」などと批判する人がいて、これも叩かれる材料となっていました。
しかし、映画・ドラマなど現場での評価は決して低くありません。佇まいの美しさや存在感、耳に残る特徴的な声などに加えて、「不倫騒動以降、叩かれてきたことで俳優として面白い存在になった」とみる作り手は少なくないのです。
たとえば、過酷な経験をしたがゆえの複雑な感情が表現できる。あるいは、山中で猟師をしているがゆえの殺気や達観などが役に反映されるなど、むしろ「東出さんに演じてもらいたい」という役が増えているのかもしれません。
また、前述した「セリフを棒読み」という指摘は、草彅剛さん、松田龍平さん、西島秀俊さん、藤原竜也さんら演技がうまいと言われる先輩俳優たちも言われてきたこと。東出さんもこれらの名優も、セリフというより佇まいや存在そのもので見せるタイプだけに致命的とは言えないでしょう。
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