松下幸之助が語った「必ず重役になれる方法」 入社1日目、帰宅後に何をするかで決まる

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
自分の仕事を「好き」と思えるか(写真 : siro46 / PIXTA)

自分には熱意があると感じたとき、その熱意は持続できる正しいものなのか。あるいはどうすれば持続できるのか。

成功するまでは苦労も多い。時間もかかる。だから、自分がやりたいと思うことを実行し続ける原動力を、しっかりと持ち続けることが必要である。

といっても、それは特別のことではない。むしろきわめて平凡で、「なんだ、そんなことか」と思われるようなことだ。

一言でいえば、「自分の仕事を心底、好きになる」ということである。

自分の仕事が心底、好きか?

仕事だからやっているんだ、立場もあるし命じられたからやっているんだ、ということでは、絶対に成功することはできない。というのも、仕事を進めていく過程では、傍らの人が見たら「つらいだろうなあ、気の毒だ」と思うような場合が、しばしばある。うまくいかないときは、仕事のことがいろいろと気になって、夜も眠れない。友人に「おまえ、そんなに苦しんで、いったいどうなっているんだ。大丈夫か」と言われるようなこともあるかもしれない。

しかし傍目(はため)にはそういう状態であっても、自分自身としては少しも苦痛ではない、仕事のことを考えることが、面白くて面白くてしようがないんだ、と思えるかどうか。

たとえば、芸術家でも同じである。絵を描くことが好きだから、画家になることができる。嫌いな人は、どれほど勉強したとしても上手になれない。しかも、好きな人の中でも、優れた画家になれるのは、ごくわずかの人たちである。ましてや、好きでない人が秀でるということは、ありえない。もし役者であれば、たとえ悪党の役でも、その役にほれこまなければ、いい悪党の役を演じることはできないだろう。

次ページ松下幸之助はどう語ったか?
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事