「やる気ない人」動かす"ニンジン"のぶら下げ方 松丸亮吾は「1日3時間の勉強」で東大に進学

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

それまでは、相手に断られるたびに落ち込んでいたのに、高級ランチがかかった途端、「早く断ってくれないかな」と、気持ちが180度逆転しました。

結局、「数をこなせば、成約は増える」という営業活動における数の論理が働き、あっという間に売り上げが倍増したのです。

これも、相手の目の前にニンジンをぶらさげることで、テンションを上げることに成功した事例ですね。人に動いてもらいたいときのニンジン作戦は、単純ですが、かくのごとく効果バツグンなのです。

ポイント:「楽しくないこと」は、ご褒美で「楽しいこと」に変える

松丸亮吾を1日3時間の勉強に導いた「母親の策略」

テレビで大人気の謎解きクリエイター・松丸亮吾さん。学生時代から謎解きゲームに夢中で、勉強は大嫌いでした。

そんな松丸さんが勉強をするようになったのは、母親のひと言があったからだったのだとか。

お母さんは、あるひと言で、松丸さんに1日3時間、勉強させることに成功したそうです。

問題:ゲームに夢中だった松丸さんに、勉強をさせることに成功したお母さんのひと言とは、どんな言葉だったでしょう?

ヒント:お母さんは、ゲームをやることは禁止しませんでした。

答え:「勉強を3時間やったら、いくらでもゲームをしていいわよ」

実は松丸さん、何をやっても優秀だったお兄さん(メンタリストのDaiGoさん)への対抗意識から、小学生のときに「東大へ行く!」と宣言したことがあったそうで、受験して第1志望の中学校に入学。しかし、中学に入ってしまうと、宣言とは裏腹にゲーム三昧の日々に。

そんな自分に勉強をさせたお母さんの言葉について、松丸さんはこう回想しています。

「この設定が絶妙だったんです。母親は、やりたいことを人質にしたほうがいいって考えたんです」

これ、よく聞くのは、「ゲームは1日2時間までよ!」と、ゲームをやる時間を制限してしまう親です。でも、これだと、ゲームを2時間やったあとで、勉強をやるとは限りません。もしかしたら、漫画を読んでしまうかもしれない。

ですから、松丸さんのお母さんは、勉強を前に持ってきて、ゲームを後にしたんですね。これなら大好きな謎解きゲームをやるために、勉強しないわけにはいきません。

次ページ毎日3時間の勉強を実践し、成績は急上昇
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事