「全国学力調査」都道府県別の正答率ランキング 公立小学校6年生を対象に国語、算数の学力を調査
文部科学省では、子供たちの学力状況を把握する全国的な学力調査(全国学力・学習状況調査)を2007年度から実施している。2024年は4月18日に実施され、その結果が7月29日に公表された。
今回は公立小学校6年生を対象(児童数94万7579人/学校数1万8529校)に、①国語、②算数、③国語と算数合計の平均正答率について、それぞれ都道府県別にランキングを作成した。
では、実際にどのような問題が出題されたのか。
たとえば正答率が36.9%と低かった算数の大問3(3)は以下のような問題だった(正答と誤答例など、国立教育政策研究所による解答の分析は、3ページ目の算数のランキングの下に掲載)。
上記の図形の問題で正答率が低かったことなどに関して、国立教育政策研究所は、「図形や単位量当たりの大きさ(速さなど)について、深い理解を伴う知識の習得やその活用に課題が見られた」としている。
東京都、石川県、福井県が上位に
国語の結果を見ると、平均正答率が最も高かったのは秋田県で72.9%となった。石川県が71.4%、福井県が70.7%と続いた。
算数では、首位が東京都で68.1%、2位が福井県で67.5%、同率3位で石川県と京都府が66.9%だった。
国語と算数の合計では東京都、石川県、福井県が同率1位で69.0%だった。
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