子どもが算数を得意に! 攻略法はRPGに似ている つまずくと先へ進めなくなる、その特徴を理解

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タブレットで算数の勉強をする男の子
小学校の「算数」は全ての理系科目の入り口になります(写真:metamorworks / PIXTA)
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春から初めてのお子さんが小学生になる、というご家庭も多いと思います。そういう方々にぜひお伝えしたいのは、義務教育で学ぶさまざまな教科の中でも、算数が特に重要、だということです。なぜなら算数は、すべての理系科目の入り口になるからです。

算数の学習方法は時代の変化とともに変わってきています。よって私たち親世代の「算数のイメージ」も、自分たちの子どもの頃とは違うのだとアップデートする必要がある、ということをぜひ知っておいてください。

私たちの子ども時代を思い出してみると、計算至上主義だったイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。たくさんの計算問題をいかに速く解くか。宿題の定番と言えば、計算ドリルや計算カード。クラスで100マス計算のタイムを競ったりしたと思います。

もちろん「計算は速く正確である」に越したことはありませんが、算数に必要な力はそれだけではないことを忘れてはいけません。

親の考え方をアップデート

特にこれから先の時代はIT技術と共存していくわけですから、正確で速い計算は機械に任せ、どちらかというと「機械に何をどう計算させるか」の道すじを考える思考力のほうが重宝されるようになります。

論理的な思考力は、問題文で何を問われているのか、使える条件は何なのかとじっくり道すじを立てて考えることで鍛えられます。

もし、手が止まっているお子さんの様子を見て「解くのが遅い」「もっと速く次の問題を」とスピード重視で声掛けをしているなら「じっくり考えることも大切だ」と親の考え方をアップデートする必要があります。

小さい頃の算数嫌いをきっかけに理系分野全体が苦手科目になってしまうのは、将来にわたり大変なマイナスとなります。

では重要教科である算数を効率よく学ぶために、教科としてどのような特徴があるのか、またその特徴を踏まえ効率的に学習するにはどうすればいいのでしょうか。

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