子どもが算数を得意に! 攻略法はRPGに似ている つまずくと先へ進めなくなる、その特徴を理解

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

【算数攻略ポイント②】わからなくなったら学年を超えて戻る

算数が「積み上げ式」かつ「とびとび授業」であることから、子どもの様子を見ていて、どうも算数の成績がふるわない、というようなときは、思い切って学年を戻り、どこでつまずいているか、確認することも大切なポイントです。

まずは苦手な単元を見極めて、系統別に学習するイメージでその単元に絞って基礎に戻ります。どこが苦手なのか小学校のテストでもはっきりしない場合は、算数検定を受けてみるのもおすすめです。

算数検定は得意な子が受検するイメージがあるかもしれませんが、解答から分野別の得意・苦手について詳細な分析結果を返してくれます。

子どもにもプライドがありますから、4年生になって「2年生からやり直す」というのはとてもショックなことかもしれません。そこは、おうちの方がうまく言葉を添えてフォローしてあげてください。

全部がダメでやり直すわけではないこと、基礎に戻るのは遠回りのようで近道であることをしっかり伝えてあげましょう。

効率よく学び、空き時間を有意義に使う

算数は土台の部分をしっかり理解し、得意になってしまえば後が楽になる教科です。また、わかるほどにより面白くなり、もっと深く知りたくなる教科でもあります。

最大の攻略ポイントは系統別の学習です。苦手克服のために戻ってやり直すときも、学年を超えて系統別に戻ることを意識すれば、効率よく学ぶことができます。

余計な時間をかけずに効率よく学ぶことができれば、空き時間は自分の興味関心を深めるために有意義に使うことができます。少しのコツで理解がグッと楽になりますから、苦手意識が大きくなる前に試してみてください。

今木 智隆 RISU Japan代表取締役

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

いまき・ともたか / Tomotaka Imaki

京都大学大学院エネルギー科学研究科修了後、ユーザ行動調査・デジタルマーケティング領域専門特化型コンサルティングファームのビービット入社。金融・消費財・小売り流通領域クライアントなどにコンサルティングサービスを提供し、2012年から同社国内コンサルティングサービス統括責任者に就任。2014年、RISU Japanを設立。タブレットを利用した小学生の算数の学習教材で、のべ30億件のデータを収集し、より学習効果の高いカリキュラムや指導法を考案。日本国内はもちろん、シリコンバレーでもハイレベル層から、算数やAIの基礎知識を学びたいと、アフタースクールなどからのオファーが殺到している。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事