【お盆帰省で直面】「お墓の管理」今後どうする? 継ぐ人なし「独身・子供いない人」の賢い選択は?

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「合葬墓」(共同墓、合祀墓、合同墓などとも呼ばれます)という選択肢もあります。

合葬墓は共有の納骨スペースに不特定多数の方の遺骨と一緒に納骨されるお墓です。

こちらも永代管理がセットになっていて、個別のスペースがあるお墓や納骨堂よりも、費用を抑えることができます。

近年では信仰をともにする人たちや、同じ理念をもつ協同組合の構成員のための共同墓、さらには老人ホームで設ける共同墓も出てきました。お墓の継承者がいない人向けに、自治体が共同墓を設置する例も増えています。

今後も「お墓の多様化」は進む、ただし「準備」は必要

お墓の多様化は、今後も進んでいくでしょう。

継いでくれる人がいない、子どもに面倒をかけたくないという悩みは、永代管理付きのお墓を選ぶことで解消できます。

ただし、「準備」は必要です。

費用やロケーション、提供されるサービスや施設、園内の雰囲気などを吟味して、希望に近いものを検討するといいでしょう。

納骨後の管理は施設側に任せることになるため、安心して管理をお願いできる体制が整っているかについても、事前に確認しましょう。

元気なうちから、自分たちに合ったお墓探しをはじめることがポイントです。

松尾 拓也 行政書士、ファイナンシャル・プランナー、相続と供養に精通する終活の専門家

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まつお・たくや / Takuya Matsuo

行政書士、ファイナンシャル・プランナー、相続と供養に精通する終活の専門家。

行政書士松尾拓也事務所代表、有限会社三愛代表取締役。

1973年北海道生まれ。父親が創業した石材店で墓石の営業に従事する傍ら、相続や終活などの相談を受けることが増えたため、すでに取得していた行政書士資格を活かし、相続・遺言相談をメイン業務として行うようになる。

信条は、相談者からの困り事に「トータルで寄り添う」こと。家族信託や身元保証など「新しい終活対策」についても積極的に取り組み、ライフプランや資産管理などの相談に応えるためにファイナンシャル・プランナー、住み替えニーズなどの相談に応えるために宅地建物取引士の資格を取得。ほかにも家族信託専門士、相続診断士、終活カウンセラー、お墓ディレクター1 級など、終活にまつわるさまざまな資格を取得する。

一人ひとりの「ライフエンディングシーン」(人生の終末期)で、最も頼りになるパートナーとなるべく、全方位視点で積極的な事業展開を行っている。

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