相続した親の家「更地にして売る」が悪手な理由 売却の費用やリフォームの必要性も解説!

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内覧に来た見込み客は、部屋の中を、将来の生活をイメージしながら見学します。荷物や家具などが残っていると、自分たちが暮らしている様子を思い描くことが難しくなります。そこでまずは、家を空っぽにします。そのうえで、隅々まできれいにしていきます。

水まわりは清潔感を出すようにする

親の家を売る。──維持から売却まで、この1冊で大丈夫!
『親の家を売る。──維持から売却まで、この1冊で大丈夫!』(自由国民社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

私の友人は、マンションの売却時、仲介業者の担当者から「自分が住みたいと思える状態を目指しましょう」と言われました。もともと掃除が好きな友人は、1週間かけてピカピカの状態にしました。特に水まわり(キッチン、風呂、トイレなど)は、清潔感を出すように磨き上げたそうです。内覧に来た見込み客は即決しました。

一戸建ての場合は、庭にも注意が必要です。普段から雑草取りをしていたとしても、それでも完璧ではないと思います。業者などを使って、一切の雑草を刈り取りましょう。

親の家を売る。──維持から売却まで、この1冊で大丈夫!
(図:『親の家を売る。──維持から売却まで、この1冊で大丈夫!』より)

では、畳の入れ替えなどの内部リフォームはすべきでしょうか。ポイントはリフォームした結果、売却価格のアップが見込めるか、です。不動産仲介業者の担当と話し合って、リフォームの有無を慎重に決めてください。

永峰 英太郎 フリーライター

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ながみね えいたろう / Eitaro Nagamine

1969年、東京生まれ。明治大学政治経済学部卒業。業界紙記者、夕刊紙記者、出版社勤務を経て、フリー。企業ルポ、人物ルポなどを得意とする。主な著書に『日本の職人技』『「農業」という生き方』(アスキー新書)、『カメラど素人が、プロのカメラマンに撮影のテクニックを教わってきました。』(技術評論社)などがある。

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高橋 正典 不動産コンサルタント

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たかはし まさのり / Masanori Takahashi

1970年、東京生まれ。価値住宅株式会社代表取締役。宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。中古住宅の流通時において建物価値が築後経過年数に比例して一律減価する日本の建物評価に対して、個々の建物の価値の維持・向上を目指すべく、取引物件のすべてに「住宅履歴情報」の蓄積を行う、不動産取引から維持管理まで、顧客との永続的関係構築を行っている。
また、築年数によらず建物の一つひとつの価値を評価し、適切に売却及び流通させる不動産ネットワークである「売却の窓口」を運営、全国に加盟不動産会社が拡がっている。

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