実家の売却「無駄に急ぐ」人が知らない賢い売り方 マンションと戸建て「売り時の見極め方」の違い

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実家 売却
相続した親の家。予備知識なしで維持や売却に挑むと、相当な苦労や失敗をするかもしれません(写真:tadamichi/PIXTA)
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相続した親の家。予備知識なしで維持や売却に挑むと、相当な苦労や失敗をするかもしれません。また、税金や家の売却金額で損をするリスクも高まります。
親の家を売る。──維持から売却まで、この1冊で大丈夫!』では、親の家の維持・売却に役立つ情報が掲載されています。
同書から一部を抜粋し、3回にわたってお届けします。

売り時はどう見極める?

自分の家の売却であれば「引っ越すので、早く売らなければ」といった事態になりがちですが、親の家の場合は「近隣に迷惑だから」「資金が一刻も早くほしい」といった急ぐ理由がない限り、時間をかけて売り、1円でも高い収益を目指したいものです。

高い収益を狙う場合は、売るタイミングをしっかり見極めることが大切になります。

一番の見極めポイントは「競合物件の有無」です。同じエリアに同じようなサイズの物件(土地)が出ていないときに売り出せば、高く売れる確率が高まります。SUUMOなど不動産情報サイトで、親の家の周囲の状況をチェックしましょう。その結果、供給過多であると判断したら、待つ選択を取ります。

マンションの場合は、同じマンション内で、売り物件がある場合は待つべきです。

なお、家屋付きで売る場合は、同じエリア内で「家屋付き」の売り物件がなく、一方で、「更地」での売り物件が多い場合は、待たなくてもOKです。家屋付きの物件を求めている層は確実に存在するからです。

親の家を売る。──維持から売却まで、この1冊で大丈夫!
(図:『親の家を売る。──維持から売却まで、この1冊で大丈夫!』より)
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