「戸建て売却益で1000万円稼ぐ人」の不動産投資術 都内の「お宝物件」をどうやって見つけるのか
物件価格が高騰する中、ワンルーム投資では収益が出るどころか、収支マイナスもあり得るという時代だが、そんな中でもきちんと収益を上げ続けている人がいる。
2007年に競売で埼玉県越谷市に表面利回り18%(以下利回りはすべて表面)の戸建てを落札して以来、少ない資金で買える一戸建てを購入し、しばらく貸してから売却というスタイルで投資を続けてきた渡辺よしゆきさんはその1人だ。今の状況下でどうやって不動産を購入し、儲けにつなげているのか。渡辺さん流の投資術を聞いた。
1300万円の物件を860万円で買った人も
渡辺さんは、途中でアパート、マンションも購入してはきたものの、ベースとなっているのは小規模戸建てへの投資だ。物件価格が上がり、利回りが低くなっている中でも都内でも2桁の利回りという自分なりの基準は外さずに購入している。
「少し前に船橋市の中古木造一戸建てが1300万円という話がありました。家賃7万8000円と聞いたものの、安全を考えて7万円と仮定すると560万円にしてもらえれば15%で回る。そこで600万円で指値(希望購入価格)を入れたものの通らず。
ところがそれを860万円で買った人がいた。最高値の7万8000円で貸せても利回りは10%を切る。それでもいいと買ってしまうか、きちんと回る額のものしか買わないことにするか、そこで勝負は決まります」
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