相続した親の家「更地にして売る」が悪手な理由 売却の費用やリフォームの必要性も解説!

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また、親の家を売却するには、親から子供に登記の変更をする必要があります。この登記費用の計算式は「不動産の課税価額 × 1000分の4」となります。

私の場合、課税価額は713万1000円だったので、2万8500円でした。登記を司法書士に依頼すると、土地と建物のみで5万円程度かかります。ちなみに、山林や田などが計24か所あった妻の父から義母への登記変更は、司法書士に頼み、相続税申告も含めて14万円かかりました。

また、意外にかかるのが「部屋を空っぽにする費用」です。基本的には一般廃棄物処理業者に依頼しますが、その値段はピンキリです。私は知人の骨董品屋さんに協力してもらい、35万円に抑えることができました。

そして、譲渡所得税です。私の場合で、約82万円です。さらに所得が増したことで、住民税や健康保険料もアップします。

いかがでしょうか? けっこうかかりますよね。こうした費用も念頭におきながら、親の家を売っていくことが大切になります。

内覧にそなえて、屋内・屋外をきれいにする

空き家になった親の家をきれいに保つには、屋内・屋外の維持管理をしっかり行うことがポイントになります。

そのことを守っていれば、親の家を売る段階になっても、屋内は、湿気もニオイもある程度抑えることができます。屋外についても、雑草がボーボーの状態ではなく、人が住んでいるような状態を保てているでしょう。とはいえ、家を売る際は、これで満足していてはダメです。

内覧希望者に「買いたい!」と思ってもらえるように、親の家をできる限り磨き上げましょう。

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