ライオンズが整形外科クリニックを開院した事情 地域住民もビジターチームも利用できる

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このコラムでも紹介してきたが、埼玉西武ライオンズは埼玉県下で、少年野球のアカデミーを主宰している。また、小学校低学年の子供たちのスポーツ教室なども実施している。

こうした子供たちをはじめ野球少年にとって、深刻な問題になっている「野球肘」などの「野球障害」を診る「野球肘検診」なども実施する予定があるという。

整形外科の主たる患者は、スポーツ選手と、運動機能が低下したお年寄りだ。アスリートで蓄えた知見が、地域のお年寄りの健康維持、増進にも活用されるという部分の期待も高まる。

長いスパンで将来を見据えた「投資」

野球チームとしての埼玉西武ライオンズは毎年のペナントレースで結果を出すべく奮闘している。今季は不振で、巻き返しを図る途上ではあるが、企業としての西武ライオンズは、はるかに長いスパンで将来を見据えて「投資」をしている。

そして地域住民へのフィードバックも通じて広範な「支持、支援」を得ようとしている。これが今のNPB球団の姿なのだ、との思いを強くした。

広尾 晃 ライター

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ひろお こう / Kou Hiroo

1959年大阪市生まれ。立命館大学卒業。コピーライターやプランナー、ライターとして活動。日米の野球記録を取り上げるブログ「野球の記録で話したい」を執筆している。著書に『野球崩壊 深刻化する「野球離れ」を食い止めろ!』『巨人軍の巨人 馬場正平』(ともにイースト・プレス)、『もし、あの野球選手がこうなっていたら~データで読み解くプロ野球「たられば」ワールド~』(オークラ出版)など。

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