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鈴木宗男議員のモスクワ訪問をどうみるか(上)

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鈴木宗男参議院議員(自民党)が2025年12月25日から27日にかけてモスクワを訪問し、複数のロシア要人と会談した。本件に関して、新聞報道だけを読んでいると事柄の本質を捉え損ねてしまう。

〈木原稔官房長官は25日の記者会見で、自民党の鈴木宗男参院議員がロシアを訪問することについて、「承知している」と認めた。日本政府はロシアのほぼ全域に渡航中止勧告を出している。/鈴木氏の25日からの訪ロが一部報道で報じられていた。木原氏は、議員の個人的な外国訪問へのコメントは控えるとした上で、「真にやむを得ない事情がある場合は、十分な安全対策を条件に渡航・滞在は妨げられていない」と説明した。今回の鈴木氏の訪ロが該当するかについては、「渡航者本人が説明の責任を負う」と述べた。〉(12月26日、朝日新聞朝刊)。

報道は断片的

この記事を読むと、首相官邸は鈴木訪ロに冷ややかだとの印象を受けるが、実態はそうでない。

鈴木氏は12月24日14時20分に外務省で茂木敏充外相と、17時40分には首相官邸で高市早苗首相と会い、モスクワを訪問することについて報告して了解を得ている。

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高市氏からは、①日本としてもロシアとの関係を重視している、②日本としては、ロシアとウクライナの即時停戦を望んでいる、というプーチン大統領宛ての口頭メッセージを鈴木氏は託された。鈴木氏は、26日にコサチョフ連邦院(上院)副議長と会談した際にこのメッセージを伝えている。コサチョフ氏はプーチン氏の側近だ。高市氏のメッセージは直ちにプーチン氏に伝わったと筆者はみている。

鈴木氏は、26日にコサチョフ氏、ロシア外務省のルデンコ次官(アジア担当)、ガルージン次官(ウクライナ・中央アジア担当、元駐日大使)と会談した。27日にはモスクワの日本人記者と懇談している。

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