かつては「お客様に見せるものではない」というものだったが…プロ野球の二軍戦に"推し活ファン"が押し寄せる事情

✎ 1〜 ✎ 215 ✎ 216 ✎ 217 ✎ 218
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
巨人ジャイアンツタウンスタジアム(写真:筆者撮影)

新しい年が明けた。昨年、NPBは史上最多の2704万0286人を動員した。12球団は今年も強気に観客動員増へ向けて強力なマーケティングを展開することだろう。

そんな中で静かな人気になっているのが「二軍戦」つまりファームの試合だ。NPB12球団はそれぞれ二軍選手を保有している。プロ野球選手(支配下選手)の定員は70人と決まっているが、全12球団が70人の支配下選手以外に育成選手を保有していて、プロ野球全体での選手数は1000人を超えている。

二軍戦にもファンが詰めかける

さらに24年には、オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ、ハヤテベンチャーズ静岡という「二軍だけ」のファーム球団もできている。

こうしたファームの選手も「二軍戦」というリーグ戦を戦っている。試合数は年間最大140試合、つまり一軍の公式戦(143試合)とほとんど変わらない。ただしファームの公式戦は雨天などで中止になっても、再試合や代替試合は行わない。だからファーム球団の実際の試合数は120試合から133試合だ。

プロ野球各球団は、かつての二軍戦については「お客様に見せるものではない」というような認識だった。入場無料だった球団もあるし、一軍の試合の前に「前座試合」としておこなっていたこともある。

しかしながら、最近は二軍戦にもファンが詰めかけている。近年は「推し活」をするファンも増えている。そういうファンの多くは、一般的な人気や知名度ではなく「私だけの推し」を追いかける。ファームの試合では、そういう「推し活」のファンが増えているのだ。

駆け足ではあるが「二軍本拠地」のガイドをしてみたい。

次ページ芝生も土も甲子園仕様の球場
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事