かつては「お客様に見せるものではない」というものだったが…プロ野球の二軍戦に"推し活ファン"が押し寄せる事情

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昨年は「二軍戦」の歴史上、画期的な年だった。巨人、阪神という球界屈指の人気球団が、そろって二軍の新本拠地球場を開場させたのだ。

読売ジャイアンツの「ジャイアンツタウンスタジアム」は、京王よみうりランドが最寄り駅。東京都稲城市にある。一昨年まで使っていた読売ジャイアンツ球場もよみうりランド内にあったがこちらは神奈川県川崎市。

ジャイアンツタウンスタジアムへの階段(写真:筆者撮影)

ファームの球場だけあって、観客席は約2900席と小ぶりだが、真新しい球場にはさまざまなこだわりの工夫があり、歩いて楽しい球場になっている。

観客席からはブルペンも一望できる。試合のある日は飲食店も営業しているので、のんびりと野球を愉しむことができる。27年には施設内に水族館も開場する。

近年のファーム球場は、所在する自治体との連携が必須になっているが、この球場も稲城市と連携している。ただ、駅から球場へは、急峻な丘を登ることになる。バスもあるが、健脚自慢なら334段の階段に挑戦するのも一興だ。

芝生も土も甲子園仕様の球場

阪神タイガースと言えば、一昨年までは「阪神鳴尾浜球場」。阪神電鉄の支線、武庫川線の終点、武庫川団地前駅から徒歩10分。「タイガーズ・デン」の愛称で知られディープなファンの聖地ではあったが、観客席は500。一軍スター選手が調整で二軍戦に出場するとすぐに満員になった。入場無料だったが、場内整理もなく、席にあぶれたファンは通路に座り込んだものだ。

阪神ゼロカーボンベースボールパーク(写真:筆者撮影)

昨年できた「ゼロカーボンベースボールパーク」は、尼崎市にある。阪神大物駅から数分、周辺も整備されタイガースのフラッグがなびく。観客席は最大で4400人。

何よりこの球場は、甲子園球場と同じ方向を向き、インフィールドのサイズも、芝生も土も全部甲子園仕様。それを聞くだけで、阪神ファンは喜びそうだ。エコに徹した球場だが、阪神ファンには「それも格好ええやん」と好評だ。

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