ライオンズが整形外科クリニックを開院した事情 地域住民もビジターチームも利用できる

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1階には待合室やMRIや、一般エックス線検査装置、体外衝撃波装置などさまざまな医療機器を設置した診療室を完備、主として医師による診察を受けることができる。

そしてユニークなのが2階。すべてリハビリスペースになっている。木目調の床が一般のリハビリスペース、黒い床の部分がアスリートリハビリスペースときっちり分けられているのも特徴だ。1階、2階ともにアスリートだけでなく、一般の利用者もこのスペースを利用できる。

ケガからの回復をデータによって計測

報道陣向けの内見会には源田壮亮、増田達至などの主力選手も姿を見せた。

2階のアスリートリハビリスペースで、源田は「フォースプレート」という計測機器を使っていた。これは床に埋め込んだ圧力センサーと2台のカメラで撮影した映像を組み合わせることで選手のパフォーマンスを計測するというものだ。ジャンプをしたり、バットを振ることでさまざまな動きの動作解析ができる。

フォースプレートを試す源田壮亮(写真:筆者撮影)

また増田は、下半身の筋力、スピード、パワーなどを計測できる「レッグプレス」という機器を使っていた。

こうした機器は、ケガからの回復途上にある選手が、どの程度回復しているかをオンタイムで、データによって計測できる。また、ケガ、故障をしていない選手でも、データを計測して自身のパフォーマンスをチェックすることができる。

この施設は、選手のフィジカル面を幅広くサポートする「バックヤード」でもあるのだろう。

源田壮亮は「ここを利用する機会がないことが一番いいことだと思いますが、こういう環境ができたので、選手にとっては、より思い切ってプレーできますし、すごく安心感が増しました。最先端の機器は、トレーニングにも活用できるところは活用したいです」と語った。

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