有望な若手の将来を脅かす「男女トラブル」事件簿 私生活のもめごとがSNSで暴露され大問題に

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Aさん、Cさんの相手方からの行き過ぎた行動は、決して褒められたものではないが、本人も認めている通り、そもそもは自身が招いた結果だ。

人には“感情”というものがあり、異性間ならなおさら“感情のもつれ”は生まれやすい。自身の相手への態度・言動はどんなトラブルに発展しそうか? それが自身の社会生活にどういう影響を及ぼすのか? 想像力を働かせることも大事なことかもしれない。

過ちを犯した人をただ排除するのは違う

とはいえ、誰にでも過ちはある。生きていればトラブルの一つや二つはあるだろう。一度でも過ちを犯したら(問題行動を起こしたら)、這い上がれないような社会だとしたら、それはあまりにも酷だ。

自身が過ちを犯したと思ったなら、そのことを振り返り、学びに変え、新たな気持ちで人や物事と真摯に向き合えば、それは自己成長につながる。

過ちを犯した人をただ排除するだけでなく、今のその人の生きる姿勢や仕事と向き合う姿を見て、正当な評価をしていく土壌も会社には必要だ。もちろん当人を会社が受け入れるかどうかは過ちの度合いにもよるが、なるべくフラットかつ長期目線で見られる人事でありたいと思う。

Aさんは30代、Cさんも20代とまだ若い。自身が心から納得いく社会生活を送れることを願っている。

萬屋 たくみ 会社員(人事部長)

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よろずや たくみ / TAKUMI YOROZUYA

人事歴20年以上。大学卒業後、証券会社を経て、米国にMBA留学。経営視点からの人事戦略について学びを深める。帰国後、大手メーカー(売上高数兆円規模)の人事職に。国内外の拠点にて、採用から教育、人事異動、評価・報酬、労務など人事全般を手がけるほか、日々降りかかる社内の難題に取り組む。それらの実績と問題解決力が買われ、異例の30代で本社人事部の部長職に。さらに幅広い業界・業種で経験を積むため、総合商社やメーカー(外資・ベンチャー含む)にて、人事部長として組織づくりや改革に力を注ぐ。

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