中国での株価の下落が急な動きになっています。すでに高値からは30%を超す下落を2週間ほどで演じており、政府が買い支え政策、取引停止措置など、さまざま対策を講じているにもかかわらず、なかなか止まる気配がありません。
中国株バブル崩壊は、むしろラッキーだったかも
これを書いている7月9日はさすがに反発しましたが、週末以降も油断禁物といったところです。上海総合指数は5000を超えるところまでわずか1年で行ってしまい(最高値は6月12日の5178.19)、それがあっという間に3000台なわけですから、半値になっても最早驚かないような動きですね。
この動きで中国経済がついに終わったとか、日本市場もインバウンド需要が激減し深刻な影響を受ける(要するに中国人の爆買いがなくなる)、などと某経済新聞を中心にすでにメディアは大騒ぎしていますが、いい加減にしてもらいたいものです。
これこそが、まさにバブルと呼ぶべきものであって、実体経済とは全く関係なく株価が上がり、しかもわずか1年で倍になってしまったようなものがあっという間に元の木阿弥になるなんてことは、われわれしょっちゅう経験してきたことですよね。むしろ、バブル期間がわずか1年で終わったのはラッキーだったかもしれない・・・と私は思っています。それだけ被害に巻き込まれる人が少ないですからね。
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