大塚家具、お家騒動は出来レースだった!? 中国バブルと大塚家具、2つの「俗説」を斬る

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まあ、個人的には離れて見ていてよかったな・・・という感じはありますが、引き続き、いろいろな意味でさまざまな分野でまだまだ未成熟な中国市場に深入りするのは如何なものか、という気は致します。

大塚家具のCMはもう見ましたか?

テレビはNHK以外見ないワタクシですが、「おもしろいから見てみろよ」、と友人に言われて見たのが大塚家具のTVコマーシャル。例の親子喧嘩騒動をさりげなく盛り込んだ、まあなかなかよくできたCMですね。

実は本件について、投資銀行家の端くれである私の所には実に多くの取材依頼が来ていたのですが、すべて断っていました。

あとで、あいつは大塚家具の株をすげー持っていたんだ・・・とかあらぬ噂が流れるのが嫌だった、というのもありますが(実際にもっていません)、実はある「疑惑」がどうしても頭から離れなかったのですよ。

そして、改めて今回のコマーシャルを見ると、どうもこの疑惑はまんざらでもないかな、と思ってしまったわけですね。

ワタクシのような職種の人間は、こういう同族会社の親子継承というのが極めて難しいということを、痛いほど経験しています。投資銀行家でなくても、おそらく、取引先などを巡って、そういう経験をされているという読者の方も多数おられると思います。

「あそこはあのバカ息子に経営を委譲してあとはうまく行くのか、本当に大丈夫なのか?」などという話は巷で多々発生しているわけです。

事実、古くはダイエーがまさにこれをきっかけに転落し、現在進行形ではスズキがかなりご苦労されているのは皆様良くご存じの通りですね。

われわれから見ていると、むずかしさが際立つのが、親子による能力差、カリスマ性の差という本質的な問題ではなく、継承した場合のその親(先代)の取り巻き、つまり旧社長派とでも言うべき社内派閥がことあるごとに後継者の経営に難癖をつけたり、足を引っ張るという新旧派閥の社内対立をどう処理するのか、という点にあります。

要するに新しく社長になった息子さんやお嬢様にはそれなりの新しいブレーンがいる。そのブレーンと旧社長のブレーンが対立し、社内で騒動を起こしたり経営の足を引っ張ったりする、という事態で、これで企業経営がおかしくなってしまう、という事例は本当にたくさんあるのです。

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