「サレ妻」をSNSで晒す不倫相手の身勝手な言い分 晒し行為の動機は「報復心」「社会的制裁」「嫌がらせ」
「『不倫バレた どうなる』と検索すると、サジェストに『不倫 奥さんと別れさせる方法』なんかも出てくるわけですよ。心の奥底では悪いことをしている意識はあるけど、自分に有利な情報ばかり探してしまうんです。
本当かどうかはわかりませんが、『不倫がバレても、離婚さえしなければ、慰謝料は数十万で済む』と書かれたネット記事を見つけて、すごく安心したんですよ。不倫している女性に共感を得られる記事を読んだり、自分を正当化するためにネットを使ったりしていました」
安心した気持ちになったところで、妻の「別れない」という言葉を思い起こして頭に血が上った佐賀さんは、ネット掲示板「爆サイ」に、妻の勤務先の店の悪評や過去のトラブルを書き込んでいた。
「店名は一部伏せ字で、奥さんのイニシャルも書き込んだので、見る人が見ればわかる内容です」
相手からは何の反応もなく、そのうちスレッドが削除されて、書き込みは閲覧できなくなった。
「人に言えない悩みはネットにぶちまけやすい」
コロナの流行により会う時間が減ったことから、不倫関係は自然と解消され、佐賀さんは最近、別の男性と結婚した。
落ち着いて考えてみると、訴えられてもおかしくないことをしていたと肝を冷やすという。
「私たちのLINEも奥さんに見られていたようです。出張先でホテルの互いの部屋を行き来したり、裸で抱き合っているようなことがわかるやりとりもLINEしていたので、自宅に乗り込まれて刺されたり、訴えられたりしなくてよかったと思います。
ただ、不倫当時は、絶対に訴えて来ないだろうという変な過信があって、バレても数十万でさえ慰謝料請求されても払えないしと開き直っていました」