「サレ妻」をSNSで晒す不倫相手の身勝手な言い分 晒し行為の動機は「報復心」「社会的制裁」「嫌がらせ」
不倫をされた、不倫をした当事者の女性がそれぞれアンケートに回答している。
配偶者に不倫をされた女性、いわゆる「サレ妻」の30代女性Aさんも「報復心(怒りや復讐心)」から、さらし行為に及んだと回答した。
〈元夫の不倫相手で同じ会社(販売店)での社内不倫だったため、不倫相手が働いてる店舗のFacebookアカウントに不倫相手の本名、年齢、顔写真をコメントした〉(Aさんの回答 ※一部編集済み)
一方で、配偶者のある男性と不倫をした女性も、男性の妻を対象にさらし行為をしたという。関東在住の佐賀すみれさん(仮名・30代後半)が今回、弁護士ドットコムニュースのインタビューに応じた。
「発覚しても別れない奥さんに怒りを感じた」
佐賀さんは、職場の上司にあたる男性と数年前に不倫の関係に至った。相手に妻子がいることは知っていたという。
関係が始まって2〜3年ほどして、佐賀さんのインスタグラムに、男性の妻から『うちの主人と不倫していますよね。主人が迷惑かけてごめんなさい。私たちは別れません』という内容のDMが届いた。投稿写真に男性の持ち物が写り込んでいたことから発覚したとみられる。
「奥さんは決して怒っている感じではありませんでしたが、不倫は事実だったので、認めないといけないと思って謝り、アカウントを消しました。ただ、別れてくださいとは言われていなかったので、別れませんでした」
妻にバレたことで、佐賀さんの行動は理不尽さに拍車がかかっていった。
「人に言えない関係ですし、友人に話したところで『離婚しない男と30代前半で付き合うのはバカだ』と怒られるのはわかってました」
佐賀さんは不倫関係の悩みについてネットに救いを求めた。不倫がバレた際にも、ネット検索で情報を集めた。