「サレ妻」をSNSで晒す不倫相手の身勝手な言い分 晒し行為の動機は「報復心」「社会的制裁」「嫌がらせ」
配偶者に不倫された、いわゆる「サレ妻」「サレ夫」がSNS上で不倫相手の情報を「さらす」行為が目立つようになった。
さらし行為の経験について弁護士ドットコムが一般会員にアンケートをしたところ、夫に不倫をされた妻、妻のある男性と不倫をした女性の双方から「さらし行為をしたことがある」という情報が寄せられた。
なぜ、そんな事態になったのか。弁護士ドットコムニュースの取材に応じた30代女性は、不倫がバレたことがきっかけに、不倫相手の妻に対して嫌がらせをしたいと考え、ネット掲示板に妻の職場トラブルを書き込んだという。
「とんでもないことをしていたし、刺されてもおかしくなかった」と反省するが、不倫のただなかにあっては、冷静になれずに「訴えられるなら訴えてこい」という心持ちになっていたと振り返る。
「不倫相手の職場のアカウントに顔写真など書き込んだ」
弁護士ドットコムのアンケートでは、回答した717人のうち、5.2%(37人)が「さらし行為をした経験がある」と答えた。「被害にあったことがある」と回答したのは19.1%(137人)だった。
さらし行為の加害者37人の動機は、「報復心(怒りや復讐心)」(44.6%)と「社会的制裁(正義感含む)」(32.1%)と「嫌がらせ」(8.9%)が8割を占めた。