「サレ妻」をSNSで晒す不倫相手の身勝手な言い分 晒し行為の動機は「報復心」「社会的制裁」「嫌がらせ」

拡大
縮小
暗い部屋でスマホを使う女性
SNSで不倫の暴露投稿が拡散しています。不倫相手の妻への嫌がらせでさらし行為をした、30代女性の懺悔とは(写真:metamorworks/PIXTA)

配偶者に不倫された、いわゆる「サレ妻」「サレ夫」がSNS上で不倫相手の情報を「さらす」行為が目立つようになった。

さらし行為の経験について弁護士ドットコムが一般会員にアンケートをしたところ、夫に不倫をされた妻、妻のある男性と不倫をした女性の双方から「さらし行為をしたことがある」という情報が寄せられた。

当記事は弁護士ドットコムニュース(運営:弁護士ドットコム)の提供記事です

なぜ、そんな事態になったのか。弁護士ドットコムニュースの取材に応じた30代女性は、不倫がバレたことがきっかけに、不倫相手の妻に対して嫌がらせをしたいと考え、ネット掲示板に妻の職場トラブルを書き込んだという。

「とんでもないことをしていたし、刺されてもおかしくなかった」と反省するが、不倫のただなかにあっては、冷静になれずに「訴えられるなら訴えてこい」という心持ちになっていたと振り返る。

「不倫相手の職場のアカウントに顔写真など書き込んだ」

弁護士ドットコムのアンケートでは、回答した717人のうち、5.2%(37人)が「さらし行為をした経験がある」と答えた。「被害にあったことがある」と回答したのは19.1%(137人)だった。

さらし行為の加害者37人の動機は、「報復心(怒りや復讐心)」(44.6%)と「社会的制裁(正義感含む)」(32.1%)と「嫌がらせ」(8.9%)が8割を占めた。

次ページ「サレ妻」Aさんがさらし行為に及んだ理由
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
【田内学×白川尚史】借金は悪いもの?金融の本質を突く教育とは
【田内学×白川尚史】借金は悪いもの?金融の本質を突く教育とは
作家・角田光代と考える、『源氏物語』が現代人に語りかけるもの
作家・角田光代と考える、『源氏物語』が現代人に語りかけるもの
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT