「休養を軸にしたスケジュール」で仕事が捗る理由 忙しくて週末の予定がない人、必見の思考法

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僕にとって、もう1つの大きな「転換」は、3拠点生活をしていることです。単に場所を変えるだけでは、それほど大きな転換にはなりませんが、拠点を移すために、いろんな用事を終わらせて整理するという作業が必要になるのです。

例えば、今週末、東京から福井の拠点に移動するという予定になっていれば、それまでに仕事を一区切りさせようとか、野菜を食べ切ってしまおう、ゴミ出しのスケジュールを立てておこうと考えます。

そういった細かいことをこなすことで、次の拠点に移動した時、ゼロスタートになり、転換が気持ちよくなるわけです。

山登りにしろ、拠点間移動にしろ、3カ月ぐらい前には予定を決めて、あらかじめ仕事の調整をするようにしています。どうしても予定を変更しなければならない時もありますが、なるべく3拠点移動生活をベースにスケジュールを組んでいくわけです。

それを意識的にやらなければ、いつまでも別の拠点に行けません。よく「いつか会いましょう」「いつか旅行に行きたいですね」と言うだけで、いつまでもその機会を作らないまま、とうとう定年になってしまったという人の話を聞きます。

週末になっても、なんだかダラダラと仕事をしてしまうという人も多いと思いますが、休みを取ってもダラダラと寝てしまう、いつまでも旅行計画が立てられないという人と似ているように思います。

デジタル時代の「休養」タスク管理

デジタル時代、スマホによっていつでも連絡がつくようになり、オン・オフの線引きが難しくなったと言われますが、考えてみてほしいのは、「その場で返事をしなければいけないほどの用件なのか」ということです。

土曜、日曜にメールを送ってくる人がいても、返事は月曜で十分でしょう。そういう場合、僕は、月曜のタスクリストに「〇〇さんのメールに返事」と入れて、とりあえず頭の中から追い出します。

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