偏差値50以下の地方私立大学を出て、四国コカ・コーラボトリング社に入社した山岡彰彦氏。同社はザ コカ・コーラ カンパニーの日本法人、日本コカ・コーラ社のフランチャイジーであるボトラー社の1つです。
本社勤務の同期がスーツを着てオフィスで仕事をしているのに、雨風にさらされて外回りをしている自分に情けなさを感じ、商品を運びながら逃げ出したくなるような毎日を過ごしていました。
ときには理不尽に客先から叱られることも。自分が目指すものは何なのか、ぐるぐる考えながら過ごしたルート営業の日々に、先輩や上司、得意先から言われた言葉やアドバイスが、山岡氏をセールス日本一へと導きます。
そんな山岡氏の体験とは――。『コカ・コーラを日本一売った男の学びの営業日誌』より一部抜粋・編集してお届けします。
失敗したことを繰り返さない
今日の朝礼も仕事での心がけ唱和のあと、上司から「もっと売ってこい!」との檄が飛んでいます。朝から説教を聞いているようで、一気にやる気が萎えます。
そんな雰囲気を会社も察知したのか、上司の話や罰ゲームのような営業成績の発表だけではなく、現場の営業担当者が持ち回りで仕事のプラスになりそうな「いいこと」を発表する時間が設けられました。
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