コンビニの冷凍野菜で簡単・絶品イタリアン作る技 生鮮野菜とは別物と考えると「おいしい一皿」が作れる

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目玉焼きの周りにそら豆を散らします。

盛り付け
フライパンに残った焼き汁がソースになります

仕上げにチーズをおろします。塊のパルミジャーノチーズをおろしていますが、粉チーズでもかまいません。目玉焼きを潰しながらやわらかいそら豆と一緒に食べる料理です。

チーズをおろしたそら豆と目玉焼き
好みでこしょうを振ってもいいでしょう
できあがったそら豆と目玉焼き
出来上がり。料理に目玉焼きをのせるとビスマルク風という名前になります。言ってみれば、この皿は「そら豆のビスマルク風」です

冷凍野菜は低く評価されがちですが、特性を捉えればおいしい一皿になりえます。そら豆に限らず冷凍野菜は短時間で解凍するのがベター。

時々、冷凍野菜をお弁当に入れて自然解凍……のような使い方を見かけますが、ゆっくり解凍すると氷結晶が大きくなる時間が長くなるので、細胞が壊れ、味や風味が悪くなりがちです。この料理のようにレンジを使うか、凍った状態のまま熱湯で解凍するのがいいでしょう。

また、どれだけ上手に解凍したとしても生とは食感が異なります。料理によってはマイナスではないので、やわらかい食感を生かすといいでしょう。野菜の価格が不安定ななか、価格が安定している冷凍野菜も上手に活用していきたいものです。

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樋口 直哉 作家・料理家

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ひぐち・なおや / Naoya Higuchi

1981年東京都生まれ。服部栄養専門学校卒業。2005年『さよなら アメリカ』で第48回群像新人文学賞を受賞しデビュー。著書に小説『スープの国のお姫様』(小学館)、ノンフィクション『おいしいものには理由がある』(角川書店)、『新しい料理の教科書』(マガジンハウス)、『最高のおにぎりの作り方』(KADOKAWA)などがある。

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