「子どものコンタクト」スムーズに使い始めるコツ あまりお勧めできない使い方は「長時間の装着」
2019年の慶応義塾大学医学部眼科学教室の坪田一男教授らの調査によると、都内小学生の約80%、都内中学生の約95%が近視だといいます。子どもの近視増加にともないコンタクト装着の低年齢化が進むなか、コンタクトレンズの正しい使用法や、長時間使用の危険性など「親が知っておかなければならない」ポイントを、株式会社パレンテ代表取締役で、コンタクトレンズECサイト「レンズアップル」を運営する吉田忠史氏が解説します。
*本稿は吉田氏の著書『いつも使っているコンタクトレンズのことを、あなたはほとんど知らないかもしれない あなたの大切な目を守る40の方法』から、一部を抜粋・編集してお届けします。
まずは「コンタクトデビュー」のレンズ選びから
2019年に、慶応義塾大学医学部眼科学教室の坪田一男教授らが、東京都内の小中学生約1400人を対象とした調査を行ったところ、都内小学生の約80%、都内中学生の約95%が近視であるという結果が出たと発表し、驚いたのを記憶しています。
お子さんの近視増加に伴い、コンタクト装着の低年齢化も進んでいるように感じています。確かに、部活などでスポーツをがんばりたい年齢ですし、おしゃれにも目覚めてくるお年頃です。
メガネだと不自由な場面があったり、コンタクトに憧れを抱いたりしますよね。コンタクトにすることで、見え方が変わり集中力が発揮できるようになる可能性もあります。
さて、お子さんがコンタクトデビューする場合、どのようなコンタクトが適しているのでしょうか。
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