「ブルーベリーが目にいい」は本当か?
「目にいい食べ物」というと、おそらく多くの人が真っ先に思い浮かべるブルーベリーですが、実ははっきりとした科学的根拠はありません。
そもそもなぜ、ブルーベリーが目にいいと言われるようになったかというと、話は第二次世界大戦にまでさかのぼります。
当時のイギリス空軍は世界トップクラスで、特に夜間の空中戦では百戦錬磨の戦績を誇っていました。いったい彼らの強さの秘密はどこにあるのか──そこでイギリス軍部が流布したのが、「わが空軍のパイロットは毎日、アントシアニンという成分が豊富なブルーベリーを食べているから夜目が利く」という説だったとされています。
実際、この説を用いて有効性の根拠としているブルーベリーサプリメントもあるので、耳にしたことのある人もいるかもしれません。
ところが、この「ブルーベリーは目にいい」説は二重の意味で都市伝説でした。


















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