「子どものコンタクト」スムーズに使い始めるコツ あまりお勧めできない使い方は「長時間の装着」

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つける前にコンタクトの表裏を見分けるのも、重要なポイントです。見分けるコツは、コンタクトを人差し指に乗せて、真横からその形を見ること。きれいなお椀の形になっているなら正しい状態、ふちが外側に反り返って見えたら裏返しの状態です。

(出所:『いつも使っているコンタクトレンズのことを、あなたはほとんど知らないかもしれない あなたの大切な目を守る40の方法』より)

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

乱視用のコンタクトには種類によっては決められた位置があるため、ガイドマークがあります。正しい位置になるように動かしましょう。そして、つけるときは上下のまぶたをしっかり開きます。開き足りないとまつ毛やまぶたにあたって入りづらくなります。

両目で鏡を見ながらのほうが入れやすいので、入れないほうの目もしっかりと開けましょう。黒目に乗せたらゆっくりとまばたきをするとコンタクトがなじみます。また、「コンタクト装着液」を使うのもお勧めです。

装着液はコンタクトをつける前に、コンタクトに1〜2滴ほどたらすことで、うるおいを与えて装着しやすくするアイテムです。うるおうことで目に装着しやすくなり、装着時の摩擦も防いでくれます。なお、装着液は目薬ではないので、直接目にささないように注意してください。

千里の道も一歩から。コンタクトマスターへの道は一日にして成らず。

サッカーのリフティングと同じで、何度も回数を重ねるうちに、スパッとうまくいくようになる瞬間がきっと訪れます。そのときが来るのを楽しみに、トライしてみてください。ただし、痛い場合には無理をしないこと。眼科医にきちんと相談してくださいね。

長時間つけるときの「20-20-20ルール」

これがコンタクトの一番の欠点といってもいいのですが、コンタクトにはタイムリミットがあります。

コンタクトの装着は、ソフトコンタクトだと12時間(シリコーンハイドロゲル素材のコンタクトは16時間)、ハードコンタクトだと15時間までとされています。この時間を超えた装着は目にかなりの負担となるため、やはりやめていただくのが一番です。

次ページ目の疲労を防ぐ「20-20-20ルール」
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