《“30年間”引きこもっている兄》 その存在を隠して生きる男の“葛藤”とは 漫画「名前のない病気」(第1巻 第1話)

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名前のない病気
『名前のない病気』©宮川サトシ/小学館

これまで数多くの「家族」をテーマにした、ほのぼのエッセイ漫画を手がけてきた。しかし実は、今まで一度も作品に登場させたことのなかった家族がいた。

名前のない病気 (2) (ビッグコミックス)
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それは、実家に30年もの間引きこもる兄。そしてその引きこもりのきっかけを作ったのは、他でもない自分だった――。

兄に関わりたくない一方で、荒廃した実家に肉親を放置する罪悪感に苛まれる日々。親を失ってからも延々と続く兄弟間の家族問題を、宮川サトシ氏が自身の実体験を基に、静かに生々しく描く。

ノンフィクション作家・石井光太氏、漫画家・押見修造氏、「街録Ch」ディレクター・三谷三四郎氏が審査員となり行われた、第1回「スペリオールドキュメントコミック大賞」にて大賞を受賞。

「これを描かなければ、人生終われません」――著者自身がそう語る、宮川サトシの新境地。漫画『名前のない病気』(小学館)よりお届けします。

 

この記事の漫画を読む(21ページ)
宮川 サトシ 漫画家

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みやがわ さとし / Satoshi Miyagawa

1978年、岐阜県生まれ。2013年に漫画家デビュー。最愛の母を喪った経験を描いた自伝エッセイ『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』は、大きな話題に。近著に『病棟夫婦』『闘病後日記』、原作として『ワンオペJOKER』『落合博満のオレ流転生』など。

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