「この世の終わり」な顔をしていた《プレーリードッグ》をお迎えした結果…生体価格で約40万円、1人ぼっちの家に小さな家族ができた女性の生活

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つぶらな瞳とコロムチの体、コミカルな動きが魅力的なプレーリードッグに10年以上愛を注ぎ続ける女性に話を聞いた(写真提供:まる子さん)
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かつてペットといえば「犬か猫」が当たり前だった。だが近年、都市部を中心に静かに広がっているのが、「小動物」との暮らしである。
ハムスター、文鳥、レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)、ハリネズミ、デグー――。
ペット不可あるいは「小動物のみ可」の集合住宅でも受け入れやすく、また、共働き・単身者・子育て家庭など多様なライフスタイルにフィットしやすい。
この連載では、「ワンでもニャンでもない家族」と暮らす人々に話を聞き、制約の多い都市生活のなかで見つけた、“静かで確かなつながり”を探っていく。
第5回となる今回は、プレーリードッグと暮らす女性に話を聞いた。

チップとデールの仲間「プレーリードッグ」

プレーリードッグは、犬ではない。北米原産のリス科の動物だ。ディズニーキャラクター「チップとデール」から耳をちぎった姿というと、イメージしやすいだろう。

ヨギボーのようなぽてっとした体躯は薄茶色の被毛に覆われ、申し訳程度に4本の足がついている。しかし、短いといえども侮れない。後ろ足で上手に立ち上がり、周囲を見渡しながら前足を使って食餌をとるという高いパフォーマンスを発揮するのだ。広い平原(プレーリー)で外敵をいち早く見つけるための進化だろう。

本連載では、小動物を飼育されている方を対象に、取材にご協力いただける方を募集しています。ご協力いただける方はこちらのフォームからご応募ください。
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