「子どものコンタクト」スムーズに使い始めるコツ あまりお勧めできない使い方は「長時間の装着」

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最初は、コストを抑えることを考えて2weekタイプを買うことが多いように感じています。しかし、お手入れのための保存液や消毒液を用意したり、そのお手入れがしっかりとできているのかをお家の方が確認したりする必要があります。

最初のうちは丁寧にケアをしていても、慣れるうちに雑になっていくのはお子さんに限らず大人でもよくあることですよね。

そういったことを考えると、やはりコンタクトデビューは1dayタイプがお勧め。1dayタイプでしたら、1日中使わない場合でもその場ではずして捨てられますし、1日の終わりにケアする必要はありません。少しコストはかかりますが、ケア用品のコストや手間を考えると案外違いがなかったりします。

成長につれてコンタクトにも慣れ、きちんとケアができるようになってから2weekタイプにするなど、段階を踏んでいくのがいいと思います。

また、コンタクトの装着に年齢制限はありませんが、長時間の装着はあまりお勧めしないとのこと。

メガネとコンタクトの二刀流で、必要なときに、できるだけ短い時間つけるようにしてください。未来のお子さんの目を守るためにも、はずし忘れがないか、装着時間が長くなっていないかどうかは、しっかりと確認してあげてください。

コンタクトを「スパッ」と入れるには?

初めてのコンタクト、「目に異物を入れるのが怖い」と思ってなかなか入れられない方もいると思います。眼科で練習しても、何度やっても入らずに焦ってしまい、挫折してしまうパターンも……。

そんなときの合言葉。それは、「コンタクトは友達!」です。一体何を言っているんだと思われている方もいるかもしれませんが、これ、冗談ではありませんよ。

コンタクトは、これから誰よりもあなたの近くで、一緒にいろいろな景色を見てくれる生涯の友。決して異物ではありません! ベストフレンドであり、ベストパートナーです。そんな気持ちとともに、怖がらずにトライしてみることが大切です。個人的には、初心者の方こそ怖がらず、大胆に入れてみてほしいと思います。

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