「子どものコンタクト」スムーズに使い始めるコツ あまりお勧めできない使い方は「長時間の装着」

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コンタクトの人が夕方見えにくいのは、ドライアイになっていることが多いので、もし夕方以降に目薬をつけて、目にうるおいを与えて見えるようになるならば、その視力低下はドライアイが原因です。

眼精疲労で視力が低下した場合は、疲労が取れることで戻ることが多いともいいます。

視力低下の原因は「成長」と「適応力」

そもそも、視力の低下というのは大きく分けて2つだそうです。

1つは、成長によるもの。成長すると眼球が大きくなり、眼軸長という眼の奥きの長さが延び、焦点距離(焦点が合う距離)も延びるため、手前で像が結ぶようになるのだそうです。それにより近視化が進みます。

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もう1つは適応力。たとえば、遠くをよく見るためにメガネやコンタクトを利用している人が、近くを見続けると脳が「近くを見ることが大事なんだ」と認識して、近くに焦点を合わせるようになるのだそうです。

近くに合わせるためには近視化しないといけないため、さらに近視が進んでしまうというわけです。

その状態で今度は遠くを見ると、合わせたはずのメガネやコンタクトが合わなくなっているため、「近視が進んでいる!」となってしまう。

これはメガネやコンタクトのせいではなく、ピントを合わせる筋肉が変化するからなんですね。

繰り返しになりますが、以上のことからあまりセンシティブにならなくてもよいですが、正しい使い方だけはしっかりと守ってください。

吉田 忠史 株式会社パレンテ代表取締役

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よしだ ただし / Tadashi Yoshida

1976年生まれ。愛知県出身。2011年に株式会社パレンテ 代表取締役就任。コンタクトレンズECサイト「レンズアップル」の運営、国内に3つのロジを開設することで、安心安全スピード配送を実現。2024年1月には延べ注文件数4,000万件に達するなど、多くの人たちにコンタクトレンズをお届けしてきた。自社ブランド「WAVE」では「“見える”をもっと楽しく。“見える”をもっと手軽に。」をコンセプトに、コンタクトの枠を越えた商品・サービスを展開し、視覚を通じて人生を豊かにすることに貢献。日本一コンタクトを愛し 日本一コンタクトを売りたい男として、YouTube「コンタクト社長よしだちゃんねる」を配信している。

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河内 敏 眼科医

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かわち さとし / Satoshi Kawachi

「しっかりとした説明で患者さんが納得するまで診察室を出さない!」をモットーに診療を続けるほか、コンタクトレンズの正しく安全な使用法を啓もうすべく、株式会社パレンテと組んでさまざまなプロジェクトを企画したり、ラジオパーソナリティやイベントでの講演も行ったりしている。

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