マレーシア移住、どうする?子供の健康問題

現地で小児科医を続けるリウ博士に聞く

リー博士のクリニック「Klinik Pakar Kanak-Kanak Liew」はクアラルンプール郊外のスバンジャヤにある

今回は、小児科医としてマレーシアで長いこと子供を見てきたリウ・プー・チェン博士に、マレーシアで子どもを育てようと思っている日本人に対し、マレーシアでの子供達の健康問題について話してもらった。

ーー今日は、マレーシアで20年以上、子どもたちの健康を見てきた先生に、マレーシアで子どもを育てる日本人が、こちらで注意すべきことについてお話しを伺いたいと思います。

ここマレーシアで、子どもを取り巻く問題はさまざまです。肥満問題、座りっぱなしのライフスタイル、保護者による過保護、栄養の問題や自動車事故の多さなど、いろいろあります。

大きな問題となっている肥満の子どもたち

ーー肥満はそんなに多いのですか。

マレーシアの大きな問題のひとつが、肥満です。肥満は20年前に調査したときは子どもの10パーセントでしたが、今はおそらく20パーセント以上に増えているでしょう。運動だけでなく、これには非常に多くの要素が絡み合っています。肥満はさまざまな問題を引き起こしますが、子どもなのに高血圧だったり、血糖値が高かったりする例があります。

たとえば昨日きた子どもは、喘息で当院にかかったのですが、肥満からくる皮膚病など、さまざまな問題を抱えていました。

ーーなぜ肥満になるのでしょうか。

肥満の要因はさまざまです。生活習慣や運動不足、食べ物や生まれたときの状態などが複雑に影響しており、一口に言うことはできません。日本ではあまり問題になっていないかもしれませんが、世界的に肥満は増えていますよね?

ーーマレーシア特有の問題もありますか。

マレーシアの場合、まず車社会で、座っていることが多いライフスタイル自体に問題があります。子どもたちは車で学校に行き、授業中は座っていて、終わったらまた車で家に帰る生活で、ほとんど歩きません。

大人も同じです。そういえば、私自身もそうです。車で通勤し、1日座ったまま患者を見て、また車で座って帰る。生活自体に運動が欠けています。歩くことは大きな運動ではありませんが、それでも何もしないよりいいのです。

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