心が強い人は「目標を作り続ける癖」がある! 希望を"自ら"生み出せるどうかが分岐点
※前々回記事:一流とは「不安でも強気でいられる人」だった
※前回記事:激務でも心が折れない人が持つ「3つの習慣」
一流と呼ばれる人にはさまざまな特徴がありますが、「逆境でも強気でいられる」という共通点があると感じることが多くあります。具体的には、2種類の心理的能力が発達していると考えます。
「逆境でも強気でいられる人」2つ目の共通点とは
ひとつ目が、前回記事で解説した「逆境力」、つまりレジリエンスです。2つ目が、「希望力」です。この希望力を構成するのが、今回ご紹介する「ウェイパワー」と「ウィルパワー」(こちらは次回解説します)の2つの力なのです。
希望研究の第一人者が、米国・カンザス大学のリック・スナイダー博士です。博士が打ち立てた「希望理論」は、現在では21世紀の心理学の潮流と言われる「ポジティブ心理学」の中心研究のひとつとして位置づけられています。
スナイダー博士は、希望とは「目標を概念化し、障害があっても目標に向かう道のりを見つけ、その道のりを歩み続けるためのモチベーションを保つ能力」と定義しました。
希望を高めることで、「どんなことがあっても、最終的にはうまくいく」という心理状態に変化させることができるのです。そうすることで、不透明で不確実な状況の中でも、強気で前に進むことができます。
不安でも強気でいられる人に必要になる希望力を高めるにはどうしたらいいでしょうか。ひとつ目は、「ウェイパワー(Way Power)」を高め続けることです。ウェイパワーとは、ゴールに到達するための道筋(=Way)を考える思考の力です。「見通し力」ともいえるでしょう。見通しが広がれば、より高い希望をもって前進できるのです。
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