心が強い人は「目標を作り続ける癖」がある! 希望を"自ら"生み出せるどうかが分岐点

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研究によると、ゴールまでの到達方法を、ひとつではなく6つもつことで、成功確率が高まることがわかっています。「この道がダメでも、別の道を通ればうまくいくだろう!」という希望が湧いてくるのです。

経営においても、壁に直面したときのバックアップ・プランをもつことが戦略的に重要だとされています。軍事用語でも「コンティンジェンシー・プラン」または「プランB」と呼ばれています。代替策なしで突進するのは、軍事でも経営でも無謀な試みなのです。

私たちの仕事でも、どうすれば目標に到達できるのかの「道筋」を描くことができないと、どれだけ素晴らしいゴールを掲げても、ただの絵に描いた餅になってしまいます。

このウェイパワーを鍛えるには、普段の仕事で以下の3つの方法を訓練することです。

第1「目標設定と細分化」です。目標を持つだけでなく、「千里の道も一歩から」ということわざにあるように、遠くのゴールまでの小さな「道標」を設定することです。
第2「障害予測」です。目標達成の道では、思い通りにいかないことがあります。ポジティブなことばかり考えずに、事前に困難を予測して失敗のリスクを下げることです。
第3が、障害や壁を乗り越える見通しを思考する「シミュレーション」です。

「目標設定」でウェイパワーを鍛える

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今回の記事では、ウェイパワーを鍛える方法の中で特に重要となる、「目標設定」を中心に解説します。

旅行に行くにしても、どこに行くのかが明確でないと、間違った場所に行ってしまいます。交通手段も非効率になり、無駄なお金を浪費することもあります。

ビジネスに関しても同じです。何かプロジェクトを始めるときには、最初のチーム会議でこのプロジェクトが向かうべき帰結点をメンバーに見えるようにすることが大切です。そのメリットは主に3つあります。

1つ目は、ゴールに到達するために最適な経路を考えることができます。

2つ目に、正しい方向に向かって進んでいるかどうかを確認することができます。

3つ目に、現在、自分がいる位置を理解することができます。

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