やれば差がつく!昭和の「アナログなコミュ術」 今や誰も教えてくれないアナログな極意
貴重な時間だからこそ、聞かれたことに対して「まず直球」で返さないと、時間を奪われたと不快に思われ、損する人間関係に陥ります。
逆に直球で返すだけで、仕事のしやすい人という印象を獲得することができます。
仕事の質問に言い訳は不要です。できる・できないの結論を答え、その上でどんな状態なのかを把握しやすいように整理して付け加えるのが、上手い報告の仕方です。
言い方一つで印象が天と地ほど変わりますので、まず結論から話すようにしてください。
周囲はもちろん自分の未来も変えられる仕事術
目標を達成する方法としてPDCAが重要と言われています。Plan(計画)・Do(行動)・Check(検証)・Action(改善)を繰り返すことで成果を効果的に出す手法のことです。
たしかにこれを実践すればうまく行きそうですが、実は落とし穴があります。それは、人は心理学でいうところの「先延ばし行動」をとりがちな生き物という点です。
たとえば学生時代のテスト勉強。完璧な学習スケジュールを作ったにも関わらず、肝心の勉強に取り組まない。テスト間近になって「ちゃんと勉強しておけば……」と、後悔した人は案外多くいるものです。そこでおすすめなのが、まずDo(行動)から始めることです。
「思い立ったが吉日」という言葉があるように、何かを始めようと思ったときは、すぐに行動に移したほうが良い。そして、その行動でえた経験を活かして計画や検証、また改善をした方が、ビジネスも勉強も効率的に進み、周囲はもちろん自分の未来も変えることができます。
事前の計画作りはもちろん大切です。でも計画だけに固執し、肝心の行動がおろそかになっては、元も子もありません。頭でっかちになる前に、まず行動が重要なのです。
「世界を動かそうと思ったら、まず自分自身を動かせ」とソクラテス(古代ギリシャの哲学者)も言っています。小さな一歩は未来を変えるとても大きな進歩につながっているのです。
「いつでもよい」「なるべく早めで」など、仕事をしていると明確な日時を指定されない納期があるものです。これを曖昧なまま鵜呑みにすると事故につながります。
私も大失敗をしたことがありました。
あるクライアントから新商品についてのアイデア提案を今週中に欲しいと言われた時の話です。アイデアを順調に開発し、あと1日で完成という木曜日の夕方にクライアントから怒りの電話が入りました。
「うちの会社は金曜日が創立記念で休み。木曜日までに提案してくれないとは何事だ!」
このとき私は、自分と相手の時間感覚は異なるため、明確に揃えないと事故になることを痛感しました。
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