やれば差がつく!昭和の「アナログなコミュ術」 今や誰も教えてくれないアナログな極意

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だからこそ「逆締切り」を提案し、基準を合わせる必要があるのです。

×なるべく早め → ◎火曜日の17時までに
×午前中 → ◎11時までに
×明日いっぱいで → ◎明日の18時までに

いかがでしょうか?

こちらから逆に日時を提案すると、曖昧さがなくなり、相手はもちろん自分も安心してビジネスを進めることができます。

みんなが嬉しい工夫なので、ぜひ積極的に逆締切りを提案してください。

相手に好かれて信頼を得る仕事術

よい情報を聞いたらその場でアマゾンで購入する

「情報は情報を呼ぶ」

3000人のVIPと交流して発見した真実の一つに、この情報の法則があります。

信頼できる人から商品やサービスの情報(本や物、お店やセミナーなど)を聞いた際、どちらの行動の方が相手に好かれるでしょうか?

①「今度、チェックします」と言う
② その場ですぐに購入する
 (アマゾンや楽天、リアルなお店で)

答えはもちろん②です。

自分の情報に敬意を表してくれたことに嬉しくなり、またその場で即、購入した行動力にも驚いてもらえ、この人にもっと色々と教えてあげようと思ってもらえます。

加えて「聞いた商品やサービスがすぐに手に入る」というメリットもありますので、やらないと逆に損をします。

即断即決という言葉が昔からあるように、よいと思っていることを遅らせる理由はありません。本ならば1500円程度、セミナーの情報なら1万円程度の出費となりますが、それで相手の信用をえられるのですから、これほど費用対効果の高い行為はありません。

情報を大切に扱う人には、さらによい情報が集まります。

ぜひやってみてください。

結果をフィードバックする

前項の「よい情報を聞いたら、その場でアマゾンで購入する」という効果を、さらに倍増させる方法があります。それは「結果をフィードバックする」という行為です。

『今こそ使える昭和の仕事術-ビジネスマン30年生の経験がたった3分で身につく』(かんき出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

自分が体験してえられた感想をフィードバックしてみてください。すると相手は「自分の情報を信じて行動してくれた」「敬意を感じる」と喜び、その後も事あるごとにあなたを気にかけてくれるようになります。

実際、私の後輩にもこんな成功例がありました。

彼は入社半年の新入社員の営業マン。当然、飛び込み営業などしたことがありません。そんな彼があるアパレル会社に思い切って飛び込んだところ、運よく社長の面談に成功しました。とはいえその場で受注することはできませんでした。

でもその時社長から教えてもらったアパレルに関しての本を即購入。その後、自分なりの気づきを付箋に貼って社長に見せたところ、面白いヤツと言われ、50万円でも上々のところ、なんと2000万円の新規受注を獲得できたのです。

情報に敬意を表し、早めにきちんと報告すると、有益な情報はもちろん、相手との人間関係がぐんと向上します。

敬意のフィードバックは人間関係の栄養剤だと私は確信しています。

後田 良輔 ビジネス書作家

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うしろだ りょうすけ / Ryosuke Ushiroda

1972年生まれ。大手3大広告代理店に営業職として勤務し、「誰でも使える気配り術」を駆使する気配りのプロフェッショナル。特別丁寧に接しなければならない顧客との交流で磨かれたスキルと、「東京・名古屋・大阪」のビジネス三大都市で、実際に勤務して身につけたリアルな経験を組み合わせ、独自の「誰でも使える気配り術」を開発。『逆境を活かす! 就活面接「エモロジカル理論」2015年度版』(実務教育出版)、『落ちこぼれでも3秒で社内エースに変わる! ぶっちぎり理論38』、『気配りの正解』(ともに、ダイヤモンド社)、『ミスを最大のチャンスに変えるリカバリーの技術』(明日香出版社)などがある。

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