ゴルフファンは、トーナメントを観戦したいという意識がある。けれども、行こうと行動に起こすだけの動機づけが乏しい。フェイスブックに書かれていた女性の意見では、
「この前の中日クラウンズのときも、アテストが終わってクラブハウスに向かうときに、ギャラリーの方たちがサインや握手を求めても無視している選手がいました。それもたばこを持ちながら歩いていて、握手を求めても『たばこ持っているから』と言った選手がいたけど、右手がふさがっていても左手で握手できるじゃん、と思いました。これは全員じゃないですし、一生懸命に笑顔でファンサービスしてくれるプロだっていますよ」
とコメントがあった。
シニア選手だって、決して服装や態度が優等生であるわけではない。でもどこか安心感や親近感を感じさせるものがある。
賞金額を下げるべきかもしれない
賞金額が高いから、大会のフィールドが豪華で派手で、スタンドもたくさんあるから、ギャラリーが来るというイベントとしての成熟度とギャラリー数が、反比例している。グランド・ゴールドの大会では、スタンドもなければ、スコア速報ボードも少ない。不自由である。しかしレッスン会、試打会、即売会やB級グルメを楽しめる。
あえて皮肉を言うならば、洗練されたフィールドでは、洗練された選手の戦いが見たいのだろう。もう一度賞金額も下げ、レベルダウンしたフィールドで戦わせる必要があるのかもしれない。
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