ルール適合外品で「ゴルファーの夢」は叶う 当然、賛否両論はありますが・・・

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もっと遠くへ飛ばしたい、と思うのは、人間の優先本能だという。車を走らせて、その前の車を追い越したいという気持ちと同じだという。

ゴルフは、より遠くへ、より正確に、さらにもう一つ、その距離範囲内にとどめるという難題を、14本のクラブを駆使して積み重ねてスコアを競うのだから、確かに厄介だ。そのうえ、ゲームは平均4時間ととてつもなく長い。その基本は、ルールで定められている中でゲームが行われる。

いまや300ヤードは平均値

ゴルフクラブの進化によって、飛距離は圧倒的に延びた。プロの世界でも、かつては300ヤードが目標だったものが、いま米ツアーでは300ヤードは平均値になっている。

ゴルフ用品は、R&Aのルールによって規制されている。かつてあまりに飛びすぎるので、単純にいえば、飛距離を抑える制限、つまり飛ばないクラブにした。その結果「もともと飛ぶゴルファーはより飛ぶけれど、そうでないゴルファーには恩恵が少ない」クラブになってしまったと倉本昌弘プロは言う。

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