マスターズや全米オープンは当然のこと、世界各国のトーナメントを追いかけている写真家、宮本卓が、5月から6月にかけて東京、福岡、大阪で「青木功の『好奇心という電車に乗って50年』」というタイトルで写真展を開いてくれました。
「ゴルフというスポーツで磨かれた男」
東京の会場に出掛けてみたけど、思い出深い50枚ほどの作品、どの写真も心が引き込まれるものだったけど、ここ20年ほど前からの写真は目元が実に優しい。ギラギラした眼光の闘争心が見えなかったのは少し寂しいが。
たぶんこの写真展のタイトルどおり、50年という歳月をかけて「ゴルフというスポーツで磨かれた男」。写真家、宮本卓はそう言いたいのかもしれません。だったらお礼を言いたいですね。
トーナメント会場で、誰よりも鋭い視線でプロゴルファーを見つめているのが、カメラマン。その日の選手の好不調をいちばん見抜いているのもカメラマンかもしれません。それは、誰よりも早くトーナメント会場に到着し、練習場で朝日を浴びながらボールを打つ選手、緊張感をしだいに高めながら1番ティーグラウンドに上る選手、その息遣いを感じないと、たぶんいい写真は撮れないんでしょうな。
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